スマホ首・猫背で首が重い方へ|川崎・鶴見のあんどう鍼灸院・整骨院

こんにちは、院長の安藤です。

「肩こりがひどくて」と来られる方の体を診ていると、実際につらいのは肩ではなくだった、というケースが本当に多くあります。

そういう方に共通しているのが、頭の位置が体より前に出ていること。いわゆる「スマホ首」「ストレートネック」と呼ばれる状態です。

今日はこの首の話を、少し違う角度からお伝えします。というのも、スマホ首を「首がこっている」と捉えているうちは、なかなか抜け出せないからです。


目次

首こりは「こり」ではなく、過重労働です

まず知っておいてほしいのが、頭の重さはおよそ5〜6kgあるということ。ボウリングの球くらいです。この重さを、あの細い首が一日中支えています。

頭が背骨の真上に乗っているうちは、骨で支えられるので筋肉の負担は最小限で済みます。ところが、スマホを見るために頭が前に傾くと状況が一変します。

頭が前に出るほど、首の筋肉が引き受ける仕事量は跳ね上がります。角度によっては、支える負荷が何倍にもなると言われています。

つまりスマホ首の首まわりは、「こっている」のではなく「ずっと重い物を持たされている」状態なんです。ここが大事なところで、休憩なしで重い荷物を持ち続けていれば、誰だって腕はパンパンになりますよね。首で同じことが起きています。


だから、揉んでも戻る

この見立てに立つと、「マッサージを受けたときは軽くなるのに、翌日にはもう重い」という現象の説明がつきます。

揉んでほぐれるのは、あくまで硬くなった筋肉そのもの。でも、頭が前に出たままなら、筋肉に課せられている仕事量は1グラムも減っていません。荷物を持たされたまま肩を叩いてもらっているようなもので、楽になるのは一時的です。

スマホ首の改善で本当に必要なのは、ほぐすことよりも「頭の位置を背骨の上に戻して、首の仕事量そのものを減らすこと」。ここを外すと、何度通っても振り出しに戻ります。


首の限界は、頭痛やめまいの形で出てくる

首の過重労働が続くと、症状は首だけにとどまらなくなります。当院でも、次のような流れをたどる方をよく見ます。

① 首の付け根の重さ・張り

最初は「首の後ろが重い」「付け根がパンパン」という自覚から始まります。この段階ではまだ、肩こりの延長だと思っている方がほとんどです。

② 頭痛

首の後ろから後頭部にかけての筋肉が緊張し続けると、そこから頭を締めつけるような痛みが出てきます。夕方になると頭が重い、という方はこのパターンが多いです。

→ くわしくは緊張型頭痛の記事もご覧ください。

③ めまい・ふらつき・気分の落ち込み

さらに進むと、めまいやふらつきを訴える方が出てきます。首の付け根には自律神経と関わりの深い部分が集まっているため、首の緊張が自律神経の乱れに波及することがあるんです。

「原因不明のふらつきで検査をしても異常なし」と言われた方の首を診ると、驚くほど硬くなっている——これは臨床でよく出会う光景です。

スマホ首を「ただの姿勢の悪さ」と侮れないのは、こうして頭痛や自律神経の不調にまで発展していくからです。


自分の首をチェックしてみる

簡単な確認方法があります。壁を背にして、かかと・お尻・背中を壁につけて立ってみてください。

  • 後頭部が自然に壁につく → 頭の位置はまだ保てています
  • あごを引かないと後頭部がつかない → 頭が前に出ている状態
  • つけようとすると苦しい・つらい → 首がかなり頑張ってしまっています

2つめ以降に当てはまった方は、今この瞬間も首が余計な仕事をしています。


今日からできること

スマホを目の高さに上げる

一番効くのに、一番やられていないのがこれです。うつむいてスマホを見るのではなく、スマホを顔の高さまで持ち上げる。腕は疲れますが、首の負担は劇的に減ります。

こまめに頭を「戻す」

ストレッチよりも大事なのが、頭を背骨の上に戻す回数を増やすことです。30分に一度でいいので、あごを軽く引いて、頭を背骨の真上に乗せ直す。これだけで首の連続稼働時間が区切られます。

寝る前の枕の高さを見直す

枕が高すぎると、寝ている間じゅう頭が前に出た状態が続きます。日中頑張った首が、夜も休めていないケースは少なくありません。


こんな場合は医療機関へ

次のような症状がある場合は、当院でのケアの前に整形外科や脳神経外科での検査をおすすめします。

  • 腕や手にしびれ・力の入りにくさがある
  • 手先の細かい作業がしづらくなってきた
  • 経験したことのない強い頭痛や、急なめまい
  • 首を動かすと電気が走るような痛みがある

当院でのアプローチ

あんどう鍼灸院・整骨院では、首まわりをほぐすことに加えて、「なぜ頭が前に出てしまうのか」という土台のほうを見ていきます。

  • 首の付け根や後頭部の緊張をゆるめ、血流を促す施術
  • 背中・胸まわりの硬さの確認(猫背は首より下から始まっていることが多いため)
  • デスクやスマホの使い方、枕の高さなど生活面の見直し

首だけを追いかけても戻ってしまう——これが、私が普段いちばんお伝えしたいことです。

肩こり・首こりについて、くわしくはこちらもご覧ください。
肩こりについて


川崎・鶴見でスマホ首・猫背にお悩みの方へ

あんどう鍼灸院・整骨院は、京急八丁畷駅から徒歩6分、京急鶴見市場駅から徒歩8分の場所にあります。

「マッサージに行ってもすぐ戻る」「首の重さから頭痛まで出るようになった」という方は、首の仕事量そのものを減らす視点で一度見直してみませんか。お気軽にご相談ください。

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