こんにちは、院長の安藤です。
「夕方になると、頭が締めつけられるように痛い」「後頭部から首にかけて重だるい」「頭痛薬が手放せない」——そんなお悩みはありませんか?
これは、日本人にもっとも多いと言われる「緊張型頭痛」かもしれません。今回は、緊張型頭痛がなぜ起こるのか、鍼灸でできることをお伝えします。
緊張型頭痛とは?
緊張型頭痛は、その名のとおり首や肩、頭まわりの筋肉の”緊張”が原因で起こる頭痛です。こんな特徴があります。
- 頭全体や後頭部が、ギューッと締めつけられるように痛む
- ズキンズキンというより、重い・鈍い痛み
- 夕方や、疲れがたまったときにひどくなりやすい
- 肩こり・首こりを伴うことが多い
- 動いても悪化しない(片頭痛は動くと悪化)
当てはまる方は、緊張型頭痛の可能性が高いです。
なぜ筋肉の緊張で頭が痛くなるのか
首・肩のこりが、頭の血流を妨げる
デスクワークやスマホで長時間同じ姿勢が続くと、首や肩の筋肉が硬くなります。すると、頭を支える筋肉や、後頭部から頭にかけての血流が悪くなり、頭の筋肉まで緊張して痛みが出るのです。
ストレスも引き金になる
精神的な緊張やストレスも、無意識に首・肩・あごに力が入る原因になります。「気づくと歯を食いしばっている」「肩に力が入っている」という方は要注意です。
自律神経の乱れも関係する
ストレスや疲労で自律神経が乱れると、血管の収縮・拡張のコントロールが崩れ、頭痛が起きやすくなります。
頭痛薬だけに頼ることの落とし穴
痛いときに頭痛薬を飲むのは悪いことではありません。ただ、薬は痛みを抑えても、こりや緊張という”原因”はそのまま残ります。
それどころか、頭痛薬を飲みすぎると、かえって頭痛が起きやすくなる「薬物乱用頭痛」になることもあります。根本にある首肩のこりを解消することが、頭痛を繰り返さないために大切です。
鍼灸でできること
首・肩の深いこりを直接ゆるめる
緊張型頭痛の原因である首肩のこりは、表面をマッサージするだけでは奥まで届きません。鍼は深層の筋肉に直接アプローチして、緊張をゆるめます。頭痛のもとから楽にしていきます。
頭・後頭部の血流を促す
後頭部や首のツボへのアプローチで血流を改善し、締めつけられるような痛みをやわらげます。
自律神経を整え、頭痛が起きにくい体に
乱れた自律神経を落ち着かせることで、ストレスによる緊張もほぐれ、頭痛を繰り返しにくい状態を目指します。
今日からできるセルフケア
(1) 30分〜1時間に一度、首と肩を動かす
同じ姿勢を続けないことが一番の予防です。肩を回す、首をゆっくり倒すだけでも血流が戻ります。
(2) 蒸しタオルで後頭部・首を温める
緊張型頭痛は温めると楽になります。蒸しタオルやお風呂で首肩を温め、こりをゆるめましょう。(※ズキンズキンと脈打つ痛みのときは冷やす方が良い場合があります)
(3) 食いしばり・肩の力みに気づく
日中、ふと「肩に力が入っていないか」「歯を食いしばっていないか」を意識して、力を抜く習慣を。
こんな頭痛は、すぐ医療機関へ
- 今まで経験したことのない激しい頭痛
- 手足のしびれ・ろれつが回らない・物が二重に見える
- 発熱や嘔吐を伴う
- だんだん痛みが強くなっていく
これらは緊急性の高い病気のサインの可能性があります。すぐに医療機関を受診してください。
まとめ
緊張型頭痛は、首肩のこり・ストレス・自律神経の乱れが重なって起こります。薬で痛みを抑えるだけでなく、原因である”こり”そのものを解消することが、繰り返さないためのカギです。
「頭痛薬が手放せない」「夕方になると決まって頭が痛い」という方は、ぜひ一度ご相談ください。鍼灸で、頭痛のもとから整えていきましょう。
頭痛の詳しい施術についてはこちらもご覧ください。
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