こんにちは、院長の安藤です。
「布団に入ってもなかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目が覚めて、それから眠れない」「寝ても寝た気がしない」——こうした睡眠の悩みを抱えていませんか?
川崎・鶴見エリアの当院にも、肩こりや腰痛で来られた方が「実は眠りも浅くて…」とこぼされることがよくあります。
今回は、なぜ眠れなくなるのか、そして鍼灸でできることをお伝えします。
「眠れない」にはタイプがあります
ひとくちに不眠と言っても、実はいくつかのタイプに分かれます。
- 入眠障害:布団に入ってもなかなか寝つけない
- 中途覚醒:夜中に何度も目が覚める
- 早朝覚醒:朝早く目が覚めて、その後眠れない
- 熟眠障害:時間は寝ているのに、ぐっすり感がない
どのタイプでも共通して関わっているのが、自律神経です。
眠れない原因は「自律神経の切り替え不良」
私たちの体には、活動モードの「交感神経」と、休息モードの「副交感神経」という2つの自律神経があります。
本来、夜は副交感神経が優位になって、体が自然と眠りに向かいます。ところが——
- 日中のストレスや緊張が続く
- 寝る直前までスマホやパソコンを見ている
- 肩こり・首こりで体が緊張しっぱなし
- 不規則な生活でリズムが乱れている
こうした要因で、夜になっても交感神経が高ぶったまま「オフ」に切り替わらない。これが眠れない大きな原因です。
「眠ろう眠ろうと焦るほど眠れない」のも、焦り自体が交感神経を刺激してしまうからなんです。
肩こり・首こりと、不眠の深い関係
意外に思われるかもしれませんが、肩や首のこりは睡眠と深く関係しています。
首や肩がガチガチに緊張していると、体は「まだ働いている状態」と勘違いして、リラックスモードに入りにくくなります。また、首まわりには自律神経の通り道があるため、ここの緊張が神経のバランスを乱すこともあります。
「肩こりがひどい時期は、眠りも浅い」という方は、まさにこのパターンかもしれません。
鍼灸でできること
高ぶった交感神経を鎮める
鍼灸の心地よい刺激は、緊張した自律神経を落ち着かせ、副交感神経が働きやすい状態へ導きます。施術中に眠ってしまう方が多いのも、体がリラックスモードに切り替わるからです。
首・肩の緊張をゆるめる
睡眠を妨げている首肩のこりを、深いところから緩めます。体の緊張がほどけると、自然と眠りに入りやすい状態になっていきます。
薬に頼らず、眠れる体づくりを目指す
睡眠薬を否定するわけではありませんが、「できれば薬に頼りたくない」という方は多いです。鍼灸は、体が本来持っている”眠る力”を取り戻すサポートができます。
今夜からできるセルフケア
① 寝る1時間前はスマホを見ない
画面の光(ブルーライト)は交感神経を刺激します。寝る前は照明も少し落としましょう。
② ぬるめのお風呂に浸かる
38〜40℃のお湯に10〜15分。一度上がった体温が下がるタイミングで眠気が訪れます。寝る1〜2時間前がおすすめです。
③ 朝、太陽の光を浴びる
朝の光は体内時計をリセットします。朝しっかり光を浴びると、夜の自然な眠気につながります。
まとめ
眠れないのは、気力や根性の問題ではありません。多くの場合、自律神経が「オン」から「オフ」へうまく切り替わらないことが原因です。
肩こり・首こり・ストレス・生活リズムなど、その人ごとに眠りを妨げている要因があります。鍼灸は、その緊張をほどき、体が自然に眠れる状態へ戻していくお手伝いができます。
不眠の詳しい施術についてはこちらもご覧ください。
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