「姿勢が悪いですね」
「ちゃんと胸を張りましょう」
猫背と言われると、こう言われることが多いですよね。
でも本当に、猫背は“悪い姿勢”なのでしょうか?
今日は、治療の現場で感じていることを、できるだけ分かりやすくお伝えします。
猫背=姿勢が悪い、は本当?
猫背というと、
- だらしない
- 見た目が悪い
- 直さなきゃいけない
そんなイメージがあります。
でも実際に体を診ていると、
猫背は「サボり」ではなく、
体がラクな位置を選んだ結果
であることがほとんどです。
スマホやデスクワーク、疲労の蓄積。
体が頑張り続けた結果、
前に丸まる姿勢のほうがラクになっているのです。
胸を張っても戻ってしまう理由
「じゃあ胸を張ればいいのでは?」
そう思いますよね。
実際に胸を張ると、一瞬は良くなります。
でも、
- すぐ戻る
- 疲れる
- 首や腰が痛くなる
こういう経験、ありませんか?
それは、
体がまだその姿勢を保てる状態ではないからです。
背中がかたまっている。
呼吸が浅くなっている。
その状態で無理に胸を張ると、
首や腰が余計に頑張ってしまうことがあります。
猫背は“体が選んだ姿勢”
猫背は、
「悪い姿勢」ではなく、
今の体にとって一番ラクな姿勢
なんです。
つまり、
体が「今はこれがラクですよ」と
教えてくれている状態とも言えます。
だから猫背を責めるよりも、
「なぜこの姿勢がラクになっているのか?」
そこを見ることが大切です。
姿勢を直す前に大事なこと
僕が大事にしているのは、
姿勢を“作る”ことではなく、
体が“動きやすくなる”ことです。
例えば、
- 背中が少し動くようになる
- 呼吸が少し深くなる
それだけでも、
姿勢は少し起きやすくなります。
無理に形を作らなくても、
体が整うと自然に変わっていく。
順番が逆になると、
うまくいかないことが多いのです。
まとめ|形よりも順番
猫背は悪者ではありません。
体が今どうなっているかを
教えてくれているサインです。
胸を張る前に、
まずは体がちゃんと動いているか。
形よりも、順番。
それだけでも、
姿勢は少し変わり始めます。
猫背が気になる方は、
一度「姿勢を正す」よりも、
体の動きから見直してみてください。
当院では、姿勢を無理に作るのではなく、
体が自然に起きやすくなる状態を目指しています。
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このテーマについては、
スタンドFMでもお話しています。
「猫背は悪者じゃない」と思う理由を、
もう少しやわらかく、声で伝えています。
通勤中や家事の合間にでも、
よかったら聴いてみてください。
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